こんにちは、Kazumiです。
2024年9月下旬にカナダを旅行した際、バンクーバー国際空港(YVR)の国内線・国際線、カルガリー国際空港(YYC)の国内線にあるMaple Leaf Lounge(メープルリーフ・ラウンジ)を利用しました。
どのラウンジも快適で、それぞれ個性がありました。 この記事では、スターアライアンスゴールド資格で実際に入室したラウンジの様子を、写真とともに詳しくご紹介します。
これらのラウンジを利用できたのは、「スターアライアンスゴールド」という資格があったから。まずはその仕組みを簡単にご紹介します。
- スターアライアンスゴールド資格で入れるラウンジとは?
- バンクーバー&カルガリー空港のラウンジ実体験レポ
- 各ラウンジの設備・食事・雰囲気を比較!
スターアライアンスゴールドとは?
スターアライアンス加盟航空会社(ANAやユナイテッド航空、ルフトハンザ航空など)で上級ステータス(例:ANAなら「プラチナ」や「ダイヤモンド」)を取得すると、「スターアライアンスゴールド」の資格が自動的に付与されます。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を持っている方も対象となり、この資格によって世界各国の対象ラウンジを利用できるようになります。
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バンクーバー国際空港 国際線 Maple Leaf Lounge
バンクーバー空港から日本へ帰国する際、スターアライアンスゴールド資格(ANAスーパーフライヤーズカード)を使って、国際線ターミナルにあるMaple Leaf Loungeを利用しました。
訪れたのは午前中。明るく広々とした空間で高級感があり、ゆったりと出発前の時間を過ごせました。
入り口
ラウンジは国際線のセキュリティを超えて少し歩くとあります。(ゲート52付近)
わたしがAir Canadaで日本へ帰国した際、搭乗ゲートがD52となっていたのですが、いくら探してもC52しか見つからず…。
スタッフの人に確認したところ時間帯によって、同じ場所でも時間帯によってゲート番号の表記が変わることがあるそうです。少し混乱したので、搭乗前はこまめに案内表示を確認するのがおすすめです。
受付カウンター
搭乗券(ボーディングパス)を提示すると案内してもらえます。混雑時は受付対応に少し時間がかかるかもしれません。
座席エリア
座席数が多く、窓側や奥の静かなスペースなどバリエーション豊富です。
フード・ドリンク
バーカウンターがあります。
ソフトドリンクやアルコールの種類が豊富です。ただしアルコールは午前11時からの提供となっておりました。
利用した時間帯によりフードの種類が変わります。わたしは午前中に利用したので、朝食メニューが並んでいました。
写真右下のお粥は特に嬉しいポイント。朝から胃に優しいメニューがあるのはありがたいですね。
お手洗い
とても清潔感があります。わたしが利用した時間帯は空いていました。
女性用のお手洗いには、無料の生理用品が用意されていました。こうした心遣いは、女性にとってとても嬉しいサービスですね。
また、メープルリーフ・ラウンジ内のお手洗いには「MOLTON BROWN(モルトンブラウン)」のハンドソープとハンドクリームが備え付けられており、上品な香りにとても癒されました。空港内は乾燥しがちなので、保湿できるアイテムが置かれているのは本当にありがたいです。
その他設備
各座席にはコンセントが備え付けられており、スマートフォンやパソコンの充電ができて便利でした。
ビジネス利用に便利なプリンター(複合機)も設置されていました。また、無料のWi-Fiが提供されています。
シャワールーム
シャワールームは2室あり、無料で利用できます。受付で「使いたい」と伝えると鍵を貸してもらえます。わたしが利用したときは、パスポートを預けて鍵を受け取るスタイルでした。
【シャワールーム1】
室内には大きめのソファーがあり、荷物を気兼ねなく広げられるので、着替えや準備がしやすかったです。
全体的に清潔感があります。バスタオルも用意されています。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープが用意されていました。
【シャワールーム2】
先ほどのシャワールームとは少し作りが変わっています。
おむつ替え用の台も設置されており、小さなお子さま連れの方にも安心です。
バンクーバー国際空港 国内線 Maple Leaf Lounge
バンクーバーからカルガリーへ移動する前に、国内線ターミナルにあるMaple Leaf Loungeに立ち寄りました。こちらもSFCによるスターアライアンスゴールド特典で利用可能です。
わたしが訪れたのは午後3時ごろ。軽食をつまみながら、静かな空間でしばしリラックスできました。
入り口
ラウンジはセキュリティチェック通過後、ゲートC29付近にあります。写真には写っていませんが、左手方向にラウンジがあります。
受付カウンター
搭乗券(ボーディングパス)を提示すると案内してもらえます。対応はとても丁寧でした。
受付は1階にあり、チェックイン後、エレベーターまたは階段で上階のラウンジエリアに移動します。
座席エリア
国際線のラウンジに比べるとややコンパクトなつくりですが、ソファやテーブル席がしっかりと用意されており、ゆったりと過ごせる空間でした。
フード・ドリンク
アルコール、ソフトドリンクは種類豊富に揃っています。
缶タイプのジュースもありました。
訪れたのは15時ごろだったので、食事は軽食中心でした。ライスやチキン、豆腐のトマト煮込みのようなもの、サラダバーなどが並んでいました。おやつには、ホワイトチョコ入りのマカダミアクッキーやチョコチップクッキー、ナナイモバーなどがあり、甘いもの好きには嬉しい内容でした。
お手洗い
清掃が行き届いており、時間帯もあるかもしれませんが空いていて快適でした。また、国際線のラウンジ同様、「MOLTON BROWN(モルトンブラウン)」のハンドソープとハンドクリームが備え付けられていました。
その他設備
コンセントが備え付けられており、スマートフォンやパソコンの充電ができて便利でした。また、無料のWi-Fiが提供されています。
カルガリー国際空港 国内線 Maple Leaf Lounge
カルガリー空港では、早朝の便でバンクーバーへ向かう際にMaple Leaf Loungeを利用しました。スターアライアンスゴールド資格があると、国内線でもこのような快適なラウンジにアクセスできます。
朝5時ごろの利用でしたが、朝食メニューも用意されており、早朝から利用できるのはとても助かりました。
入り口
ラウンジはセキュリティチェックを通過した後、ゲートC付近にあり、比較的わかりやすい場所にあります。
受付カウンター
搭乗券(ボーディングパス)を提示すると案内してもらえます。
座席エリア
スタイリッシュなデザインのラウンジで、座席のタイプもさまざまに用意されています。用途に合わせて、ゆったりくつろげるソファ席や、作業がしやすいテーブル席などから選べるのが嬉しいポイントです。
フード・ドリンク
ソフトドリンクやアルコール類も用意されていますが、アルコールの提供は午前10時からとなっています。写真には写っていませんが、バーカウンターもあります。
わたしは早朝に利用したため、食事は朝食メニューが提供されていました。
お手洗い
コンパクトな作りになっていますが、清潔感がありました。また、他のラウンジ同様、「MOLTON BROWN(モルトンブラウン)」のハンドソープとハンドクリームが備え付けられていました。
その他設備
仕事に集中しやすい、仕切り付きのデスクが用意されており、プリンター(複合機)やコンセントも備えられていました。また、無料のWi-Fiが提供されています。
Maple Leaf Loungeの利用条件と対象者
誰がMaple Leaf Loungeを使えるの?
Maple Leaf Loungeは誰でも自由に利用できるわけではなく、以下の条件を満たした方が対象となります。ANAを含むスターアライアンス加盟航空会社を利用する方は、条件を満たせばアクセス可能です。
ラウンジ利用対象者一覧
利用条件 | 対象者 |
---|---|
ビジネスクラス搭乗 | スターアライアンス加盟航空会社利用者 |
ステータス会員 | スターアライアンスゴールド(例:ANA SFC、ダイヤモンドなど) |
ANA利用時 | ANAラウンジはないため、Maple Leaf Loungeが代替ラウンジとして利用可能 |
ラウンジ設備・サービスの比較表
比較項目 | バンクーバー空港 国内線ラウンジ |
バンクーバー空港 国際線ラウンジ |
カルガリー空港 国内線ラウンジ |
---|---|---|---|
広さ・雰囲気 | ほどよい広さで落ち着いた空間 | とても広く開放的 | ほどよい広さで落ち着いた空間 |
食事 | 15時ごろ利用で軽食中心(サラダ・温野菜・クッキーなど) | 朝利用時はホットミールやお粥など朝食が充実 | 早朝利用で朝食メニュー(パン・カリカリベーコン・フルーツなど) |
眺望 | 滑走路ビューあり | 滑走路ビューあり | 滑走路ビューあり |
混雑具合 | 空いていた | 空いていた | 空いていた |
シャワー | なし | あり(受付申請制) | なし |
Wi-Fi(無料) | あり | あり | あり |
プリンタ(複合機) | あり | あり | あり |
女性向け備品 | モルトンブラウンのハンドソープ等 | モルトンブラウン+無料生理用品あり | モルトンブラウンのハンドソープ等 |
営業時間(2024年9月時点) | 5:00〜0:15 |
月: 8:15〜1:30 火: 6:15〜23:30 水〜金: 8:15〜1:30(金曜は〜23:30) 土: 8:00〜1:30 日: 6:15〜23:30 |
4:30〜0:30 |
※食事の内容は時間帯によって変わるようです。わたしが訪れた時間は、バンクーバー国内線は午後、国際線とカルガリーは朝の時間帯でした。
フライト前にシャワーを浴びたい方は、バンクーバー空港の国際線ラウンジが特におすすめです。国内線ラウンジでも設備は充実しており、落ち着いて過ごせます。
スターアライアンスゴールド・SFCを活用するラウンジTips
- 国際線利用時のラウンジアクセス:同日中のスターアライアンス国際線搭乗が条件になることが多いです。
- 国内線ラウンジも充実:カナダの国内線ラウンジでも静かで快適な空間が整っており、短時間の滞在にもぴったりです。
- SFC特典のひとつとしてラウンジが利用可能:同行者1名まで無料で入室できるのも大きな魅力です。
まとめ
どのラウンジも、それぞれの特長があり快適に過ごすことができました。とくに長距離フライト前後にラウンジを利用できるのは、SFC会員の大きなメリットだと感じました。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)で利用できるMaple Leaf Loungeは、旅の疲れを癒してくれる貴重な存在でした。ラウンジアクセスは上級会員の大きなメリットのひとつ。これからSFCを目指す方には、ぜひ体験してほしいサービスです。
なお、今回ご紹介したラウンジの様子は、YouTubeでも動画付き(後半)でご紹介しています。
よろしければ、ぜひそちらもご覧ください♪